伝えるのが苦手な人の為の人を動かす伝え方のレシピ
ご訪問頂きありがとうございます。
今回紹介させて頂く本は、佐々木圭一さんの「伝え方が9割」です。
本書は著者の佐々木圭一さんが、コピーライターとして数十年かけて得とくしたノウハウが詰まっています。凄い人気な本なので読んでいる方もいらっしゃるかもしれないですが(笑)
本書は以下の内容が書いてあります。
・ノーをイエスに変える3つの法則
・人を動かすための7つの技術
・強い言葉を作る5つの技術
・ノーをイエスに変えるための3つの法則
1 自分の頭の中の言葉をそのまま口にしない
2 相手の頭の中を創造する
3 相手のメリットと一致するお願いを作る
1 自分の頭の中の言葉をそのまま口にしない
皆さんは普段どのようにして、人にお願いしてるでしょうか?ストレートに伝えることで上手くいく場面もありますが、そうでない場面もあるでしょう。考えたうえでのストレートな発言ならOKですが、そうでないのならばくちと一緒です。まずは、最初のステップとし、思ったことをそのまま口にだすことをやめましょう。
2 相手の頭の中を創造する
思ったことをそのまま口にだすことをこらえたら、二つのことを考えましょう。
① そのお願いに対して相手がどう考えるか
② 相手が普段何を考えている
お願いをした際に、相手がイエスと答えてくれそうならば、そのままお願いしても大丈夫でしょう。しかし、もしノーと言われそうならば、いったんお願いを外におきましょう。そして、相手が何が好きか、嫌いかや相手の好きなものなど、相手が普段何を考えているのか考えましょう。
3 相手のメリットと一致するお願いを作る
思ったことをそのまま口にだすことをやめ、相手が普段何を考えているのかが分かったのなら、相手の頭の中をもとに言葉を作って行きます。大切なことは、相手が何を考えているのかに合わせて、文章を考えることです。自分の目的を伝えなくても、結果的に目的を達成できればいいわけです。
・人を動かすための7つの技術
(※数が多いため3つに絞ります)
1 選択の自由
2 チームワーク化
3 認められたい欲
1 選択の自由
選択の自由とは、二つ以上の選択肢を並べることで、相手が選べるようにする技術です。どちらを選んでも自分のお願いが通るようにするのがポイントです。選択の自由があるということが、相手にとってメリットになります。
イエスというとき、相手は決断しないといけません。人は決断を行うことが苦手です。しかし、人は2つの選択肢の比較が得意です。
選択の自由をを作ることで、よりあなたのお願いが受け入れられる可能性が増えます!
例
○○をお願いします あなたのメリットで、相手は決断をしなければいけない
○○か○○をお願いします 人はAかBをどちらと言われたら、ついどちらかを選んでしまう
2 チームワーク化
チームーワーク化は、「相手がめんどくさい」・「やる必要がそこまで感じられない」などといったシーンで、使用できるテクニックです。
お願いを相手まかせにするのではなく、「一緒にやりましょう」とあなたと相手でチームワーク化するのです。一緒にと言われると、嫌な気分どころか、ちょっと嬉しくも感じます。
皆さんは日常生活で、一緒にコンビニに行かない?などと言われたことは無いでしょうか?
そう言われると、一緒にコンビニにいってしまったりしませんか?
もともと、人は人と何かを行うことが本能レベルで好きなんです。僕も最近友達に合わせて、プロ野球チップスを一緒に買ったりしました(笑)
例
○○をやって あなたのメリットでしかなく、相手はめんどくさく感じる
一緒に○○をやらない 面倒なことであっても人と一緒であれば動くもの
3 認められたい欲
この技術は相手の頭の中に、「他人に認められたい」や「いい顔したい」という気持ちがある時に効果を発揮する技術です。
人間のDNAには認められたい欲がはいっております。そのため、認められている言葉から始まると、少し面倒くさいことぐらいなら引き受けてしまうのです。
例
○○をお願いできる あなたのメリットでしかない
あなたの○○が良いんだ!お願いできる
認めている言葉から始まるため、めんどくさいことでも、やってみようという気持ちが生まれます
・強い言葉を作るための5つの技術
(※数が多いため3つに絞ります)
1 サプライズ法
2 ギャップ法
3 クライマックス法
1 サプライズ法
人はサプライズが好きな生き物です。サプライズを受けた出来事は、日常で起きたこと以上に記憶に残りやすいものです。言葉も同様で、驚くときに発する言葉が入っていると、それだけで人は注目してしまいます。
サプライズ法を作るためのステップは以下の二つです
① 伝えたい言葉を決める
② 適したサプライズワードを入れる
例
「伝えたい言葉」
+
「サプライズワード」
① ケーキを食べにいかない
② そうだ、ケーキを食べに行かない
「あ、小林製作」などのお馴染みのCMにも含まれています
サプライズワードに活用されるワードとは、あなたが驚いた際に表現するものです。
例
①おおっ ②ビックリ ③そうなんだ! ④うわ、 ⑤ほほー! ⑥語尾に!
などが挙げられます
2 ギャップ法
ギャップ法とは、伝えたい言葉に反対の言葉を混ぜることで、ギャップを持たせる方法です。
例
① あなたが好き
② 嫌いになりたいのに、あなたが好き
あえて、好きというワードとは反対の嫌いを使用したことにより、強いギャップをつくりだせました。
ギャップ法の作り方
① 最も伝えたい言葉を決める
② 伝えたい言葉の正反対のワードを考え、前半の文に入れる
③ 前半と後半がつながるように、自由にコトバを埋める
実はギャップ法はスティーブ・ジョブズ氏や村上春樹氏も活用している、心を動かす技術です。
「海軍に入るぐらいなら、海賊になったほうが良い」
「高く、硬い壁と、それに当たって砕ける卵があれば、私は常に卵の側に立つ」
などの言葉が残っています。
3 クライマックス法
寝ている人も目を覚ます強烈なメッセージ技術!
人の集中力は、20分と言われています。そのため、授業や会議の後半で寝てしまうのもしかたがありません。このクライマックス法は、途切れかけた相手の集中力を戻し、あなたの話にもう一度食いつかせることの出来る技術です。
突然ですが
「これだけは覚えていてほしいのですが」
と言われると、つい話している人を見てしまった経験は無いでしょうか?
クライマックス法は「これから、重要な話しが始まるんだ、聞いておかなくては!」と思わせて、相手の集中力のスイッチを入れることが可能な技術です。
クライマックス法とは、カウントダウンのようなものです。イベントや試合が始まる前に「3、2、1」スタート!というような掛け声があると、期待が高まりますよね。
いままでは、伝えたい話しをカウントダウン無しに、伝えてきたかもしれません。相手にしてみれば、知らぬ間にイベントや試合がスタートがしてしまったようなものです。事前にカウントダウンを伝えて上げることで、あなたの伝えたいことが適格に集中力を持って聞いてもらえるような状況を作り上げましょう!
クライマックス法の作り方
① いきなり伝えたい話しをしない
② クライマックスワードから開始する
例
「クライマックスワード」
+
「伝えたい言葉」
これだけは覚えていて欲しいのですが、外に出かける際は洋服を来ましょう
というように、クライマックスワード+伝えたい言葉を混ぜてみましょう
クライマックスワード例
①「これだけは、忘れないでください」 ②「3つのコツがあります。一つ目が~」
③「一言だけ付け加えますと」 ④「ここだけの話しですが」
などが挙げられます
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は佐々木圭一さんの「伝え方が9割」から以下のようなを紹介しました。
・ノーをイエスに変える3つの法則
・人を動かすための7つの技術
・強い言葉を作る5つの技術
僕自身も本書に書かれている内容を実践しました。状況によっては、これをお願いするのは無理かなと思っていたものが、聞いてもらえることもありました。それと同時に聞いてもらえないものもありましたが・・・
しかし、本書を読む前よりも、本書のノウハウを実践した後の方が、お願いを聞いてもらえるようになっていました。
最初は難しいなと思いながら、実践していきました。あなたも今日紹介したノウハウをさっそく使用してみてもらえればなと思います。
ぜひ、あなたも伝え方の技術をマスターし、言葉のホームランを打てるようになりましょう!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。