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読書について

後悔しない決断をするために また、同じ夢を見ていた 感想 ネタバレ

 

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後悔しない決断をするために また、同じ夢を見ていた

 

きっと誰にでも「やり直したい」ことがある

 

それぞれの後悔してきたあなた

 

過去は変えられないけど未来は変えられる

 

人生には苦いところがあるが、その甘い器には幸せがいっぱい詰まっているから

 

目次

 

・あらすじ

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 「人生とは○○」が口癖なかしこい小学生の女の子奈ノ花。趣味は読書で口癖は

漫画「ピーナッツ」の主人公チャーリーのセリフにあこがれて生まれたもの。

 

 

 このお話は奈ノ花が小学校で出された幸せって何か?という課題を探し求めていくストーリーになっています。

 

 そして奈ノ花には南さん、アバズレさん、おばちゃんの3人の友達がいます。この3人に幸せとは何かと相談しに行きます。そしてこの女性達には謎があり、奈ノ花が学校で起きる問題を解決するのと同時に、だんだんと3人の謎が解き明かされていきます。

 

 

きっと誰にでも「やり直したい」ことがある

 

後から後悔をしないため、自分の決断に自信を持つために

 

きっと自分なりの幸せの定義を探す必要があるんだなと思いました。

 

 

                          ※ここから先ネタバレ注意

 

 

・好きな言葉

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「人生とはプリンと一緒」

 

 

 この台詞を読んだ際に意味はよく分からないけどプリンという甘くて幸せを感じることができるアイテムと人生は一緒ってなんか楽しそうだな~と思い好きになりました。

 

 セリフの意味は

 

人生には苦いところがあるが、その甘い器には幸せがいっぱい詰まっている。人はその部分を味わう為に生きている

 

きっと誰しもやり直したいことがある

 

 僕もよく後悔することがあります。日常での些細なことから、おおきなミス、

○○を達成することが出来なかったなど。それでも日々は過ぎていくし、人生を

やり直すことはできない。

 

 

 でも未来は今生きている自分の意思で変化することができる。このセリフは奈ノ花が友達の桐生くんとケンカして落ち込んでいる時にアバズレさんからもらったアドバイス。たとえ嫌なことがあっても、プリンと同じで容器の中にそれ以上の幸せが待っている。

 

 

 そのためには自分からアクションを起こさないと始まらない。プリンのような幸せがいっぱいつまった人生を送るためにも、ミスをしても前向きに今を楽しんで行ければ

良いなと思います。

 

 

「人生とは自分で書いた物語」

 

 この言葉を見て自分の人生が物語という響きがとても素敵だし、哲学者が言いそうな名言みたいでカッコイイなと思いました。

 

セリフの意味は

 

「人生は推敲と添削しだいで、ハッピーエンドに書き換えられる」

 

 人生は自分次第でハッピーエンドに変えられる。何度も作り直し、書き加え、削り、より良いものにすることができる。

 

 人生も失敗しても作り直せる、何か幸せになるのに足りないものがあれば付け足すことが出来る、チャレンジしてみて自分に合わなければ削りことが出来る。

 

 幸せになるために書いて、作り直し、書き加え、削る。このように希望に輝いている自分の人生は自分次第でつかみ取ることができる。自分の手でハッピーエンドを掴むことができることを、物語を書くことで表しているこの言葉好きです。

 

・感想

 

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 このお話には奈ノ花、あばずれさん、南さん、おばあちゃんの幸せについて書かれています。

 

奈ノ花

 

幸せとは、自分が嬉しく感じたり楽しく感じたり、大切な人を大事にしたり、自分のことを大事にしたり、そういった行動や言葉を自分の意思で選べること

 

 

あばずれさん

 

幸せとは誰かのことを真剣に考えられること

 

南さん

 

幸せとは自分がここにいて良いと認めてもらうこと

 

 

おばあちゃん

 

幸せとは今幸せといえること

 

このように各登場人物達はそれぞれの幸せについてたどり着き、教えてくれています。

 

この物語を読み進めていくうちに

未来に向けて一歩進めないとき、過去に後悔が生まれたとき。そんな

ときに必要なのが各々の幸せの定義を見つけることだと感じました。

 

 

人間なら誰しも後悔することがある、なかなか一歩が踏み出せないときがある

 

 

でもそんなときに自分の幸せが分かっていれば、それを道しるべに幸せになるため

に選んだ選択肢だからと納得できるし、一歩前に踏み出せるのではないかな~?と

感じました。

 

失敗しても未来は自分で作り変えることができる、楽しいは自分で作れる

 

とても前向きな言葉があふれており 

温かい言葉や人物に触れながら物語が進んでいき

とてもこころ温まるお話でした。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ

 

bmaiku.hatenablog.com

 

 こちらは同じ著者の住野よるさんの「麦本三歩の好きなもの」を読んだ感想となっております。チーズ蒸しパンやブルボンが好きな図書館に勤めている女性麦本三歩(むぎもとさんぽ)の日常に迫った作品です。

 

毎日楽しそうにしている三歩に癒されながら、今この一瞬を生きる大切さを

味わうことが出来る作品でした。