bmaikuのブログ

bmaikuのブログ

読書について

陽だまり彼女 感想 ネタバレ 

 陽だまりの彼女 感想 ネタバレ

 

ご訪問頂きありがとうございます。

 

本日は越谷オサムさんの「陽だまり彼女」の感想を書いていきます。(結構ネタバレありです

 

だいぶ前の作品なのですが僕自身は最近読んだ感じです(笑)。

 

紹介内容は以下の通りとなっております。

 

紹介内容

 

・ あらすじ

・ 感想

 

1 出会いは運命と偶然

2 やっぱり覚えてもらいたい

3 真緒の正体

 

・ まとめ

 

・ あらすじ

ある日仕事の打ち合わせで幼馴染の真緒と再開した浩介。浩介が中学生の時に勉強を教えていたは真緒は、仕事がバリバリに出来るキャリアウーマンとなっていた。そんな、彼女とデートに行くことになる浩介。そのうち何回もデートを重ね、時間を重ねっていった二人は結婚をする。

 

幸せな結婚生活を送るも、真緒に違和感を感じる浩介。貯金を大事にしている真緒が、銀行に入れているはずのお金を家に置いていたり。朝起きると真緒の髪の毛が大量に抜け落ちていたり。

 

 

そしてある朝、真緒は浩介の前から消えた。そして浩介以外の人間が真緒の存在を忘れてしまった。

 

堪え性のなさとあきぽっさ、ジャングルジムの上に難なく立つバランス感覚。などの根拠から浩介はある可能性を思いつく。

 

未読の方がいるかもしないのでここでは答えは書きません。感想のところには書いています

 

ネタバレしたくない人は、ここから先は読まない方が良いです

 

 

・ 感想

 

・ 出会いは運命と必然

この物語はお互いに淡い思いを抱いていた幼馴染の二人が偶然再会するシーンからスタートする。そして二人は共通の時間を共にしていき結婚をし、甘々な新婚生活をスタートさせる。

 

しかし、なんと二人の再開は偶然では無かった。

 

物語中盤で真緒の友達との食事会が終了した際に、真緒は浩介にある告白を行う。なんと真緒は大学時代から浩介を探して合コンに出席していた。そして合コンで浩介を見つけられなかった真緒は、浩介の後輩のブログから浩介の勤めている会社を知り、真緒の働いている職場にその会社と関係を結ぶことのメリットを訴えた。このような経緯で行われた企業同士の打ち合わせにより、真緒と浩介の再会が果たされます。

 

真緒は最初企業同士の打ち合わせを通して、人をたどってだんだんと浩介を探すつもりでした(Aさん→Bさん→浩介のような感じ)。

 

 

 

 

このエピソードが語られた際には、甘いセリフを言い合う真緒と浩介のラブラブな生活を見ていたのもあり、真緒が浩介に会えて良かったなーと感じました。

 

子供の頃からの好意をずっと持ち続け、常にアクションを起こしていた真緒の諦めないパワーを通し真緒の浩介に会いたいという強力な気持ちが伝わったエピソードでした。

 

浩介に最初に会うという偶然を真緒が得ることができたのは、今までの根拠強い努力のおかげだと良いなーなんて思いました。

 

 ・ やっぱり覚えてもらいたい

「私は寿命が来てるからもう行かなくちゃいけないの。何かも消すつもりだった。私についてのこと全部。けど、やっぱり浩介だけは覚えてもらいたいの。ものすごくわがままだけど、私のこと忘れられるのはやだ。」

 

このセリフは「陽だまり彼女」の中でも好きなセリフです。自分が消える際には全ての痕跡を消すつもりだったが、やっぱり浩介には覚えていて貰いたいと話す真緒。真緒が消える前日に浩介に伝えた言葉です。

 

まだ若い浩介がこれからいなくなってしまう真緒のことを考ながら生きていくよりも、真緒のこと忘れた方が生きやすいのかも知れない。それでも「ものすごくわがままだけど」というセリフ言いながらも、浩介に自分のことを忘れて欲しくないという強い気持ちが伝わり、最後の最後に浩介に伝えたいことを伝えられて良かった!と感じました。

 

 

 

 

真緒にとって浩介と出会ってからの1年間が自身のしたいことが叶っていく夢のような時間だったんだろうなと感じました。しかし、その分だけ自身の寿命が近づいてくることが辛いだろうなとも思いました。

 

学生生活の満喫、憧れの企業に入社、温かい家族、ずっと探していた浩介との結婚生活。真緒の人生は幸福だったんだろうなと思いました。

 

 

 ・ 真緒の正体

 

 さぁ、真緒の正体なまさかの猫だった⁉

 

作中では何かは分からないが、秘密があり真緒がいなくなってしまうのではと思わせるシーンがいくつかあります。

 

この真緒の秘密が何なのか?という真相が知りたくて、ますますページをめくるスピードが速くなりました。特に真緒が消えた場面よりあとは、浩介辛いんだろうなーと思いながらも今まで以上になぜ消えたの?と気になってしょうがなかったです。

 

 

そして浩介が遂に真緒の秘密にたどり着きます、それが猫だったという結論です。

 

 

え!そうくる⁉という感じにビックリしました。浩介の説明を聞きながら今までのセリフを思い出し、確かに猫かもと僕も思いました(笑)。

 

・犬を飼ってみないかというセリフにふてくされること

・金魚のブライアンがいなくなってしまうシーン

 

え!真緒が金魚のブライアン食べたのとクスクス笑いながら読んでいました。

 

 

ずっと真緒の正体はなんだろうという疑問を読者に持たせながら、最後にえ!猫だったのというドッキリで読者を楽しませる、越谷さんの発想に凄いなと感じてました。

 

いつから真緒を猫という設定で描いていたのか、はたまた最初から猫というアイデアがあったのか気になりました。

 

 

・ 感想

 「陽だまり彼女」は浩介の視点で物語が進んでいくのですが、僕は結構真緒の視点で考えてしまいました。

 

今回の記事も真緒についてのことが多くなってしまいました(笑)

 

真緒の浩介を見つけ出すためのプロセスを見て、その強いパワーを浴びて完全に途中から真緒のファンになってしまいました。そして、真緒の正体にビックリさせられました。真緒の正体を作品を読んでいる最中に気付いた猛者はいるのだろうか?

 

 是非あなたの感想もコメントやTwitterのリプでもDMでも送って頂けると、とても嬉しいし、新しい本を買ったときぐらいテンションが上がります。

 

それでは最後までお読み頂き、ありがとうございます。