たとえる技術 たとえ方で遊ぶ方法 感想
たとえる技術 たとえ方で遊ぶ方法 感想
ご訪問頂きありがとうございます。
今回はせきしろさんの「たとえる技術」という本から、たとえ方の作成方法
紹介します。
紹介内容は以下の通りとなっております。
紹介内容
・視点を変える
・似たものを探す
・よくある表現をアレンジ
・たとえを作る、いくつかの視点
・視点を変える
他人とは違うオリジナリティのある言葉を作るには、自分の視点だけでなく相手の視点、第三者の視点で考えてみることが重要です。例として「こんなアイドルは嫌だ!」という文章で考えてみます。
例
「こんなアイドルは嫌だ!」
(アイドル→女性→人間→動物→地球)
まずはアイドルというワードを分解して、女性という視点で考えてみます。
(アイドルの嫌な所から→女性の嫌なところ)
例えば女性の嫌な所が「陰口を言う」だった場合、下記のような文章に変換することができます。
アイドルの嫌な所は?
「陰口を言うアイドル」
というように合体することが出来ます。
この場合
「女性の嫌なところ」+「○○と言うアイドル」
で「陰口を言うアイドル」となります。
さらに女性から一歩進んで人間に視点を変換して考えてみます。
例えば人間の嫌なところが「服を洗濯しない」だった場合
アイドルの嫌な所は?
「服を洗濯しないアイドルとなります」
というようになります。
ここでさらに飛躍して考えてみます。
先ほどまではアイドルを女性や人間という視点で見てみましたが、これを動物や地球という視点で考えてみます。
例
「アイドルの嫌なところは?」
「○○の嫌なところ」+「○○というアイドル」
・動物
「毒を持っている」+「○○というアイドル」
で「毒を持っているアイドル」となります。
・地球
「夏の熱さが嫌だ」+「○○というアイドル」
この二つを合わせると「夏みたいに熱いアイドル」というようになります。
また、この流れとは別に、もう一つ視点を変える流れがあります。
それが事実を回答するです。実際のスキャンダルや政治のスキャンダルに視点を変換させます。
例
「アイドルの嫌なところは?」
「裏金を受け取る」+「○○というアイドル」
で「裏金を受け取るアイドル」となります。
ここからさらに視点を事実→史実→昔話→神話というように変えていきます。
例
「アイドルの嫌なところは?」
(事実→史実→昔話→神話)
・史実
「東軍に寝返る」+「○○というアイドル」
「東軍に寝返るアイドル」
・昔話
「鶴の部屋を覗く」+「○○というアイドル」
「すぐに鶴の部屋を覗くアイドル」
・神話
「パンドラの箱を開ける」+「○○というアイドル」
「パンドラの箱を開けるアイドルとなります」
という感じ紹介していきました。
さらに架空の人物で例えるのもありです。作品を知っているもの同士なら場が盛り上がるでしょう。しかし、作品を知らない人には伝わらないという難点もあります。
・似たものを探す
Aをたとえる時、Āに似たBを探し「BのようなAと」シンプルに並び変えることが出来ます。似た色、動きから探すことが出来ます
・色
今回は雲を例にして説明して行きます。注目するのは雲の色についてです。今までの人生で見てきた白いものを思い出し、「○○のように白い雲」というたとえを作ります。
例
・駆け付けた病院のように白い雲
・コンビニの店員が補充するコピー用紙のように白い雲
などが挙げられます
・動き
動きのたとえ方について説明していきます。例としてフィギュアスケートの選手が回っているところを、たとえて行きます。
例
動き 回る
回るもの コマ、地球
「動き」+「例」
コマのように回るフィギュアスケートの選手
とたとえることが出来ます
・よくある表現をアレンジ
よくある表現を活用してたとえを作ることが出来ます。その方法は「よくある表現+よくある表現を具体化したもの」というものになっています。
言葉だけでは難しいかもしれないので、例を見ていきます。
例
・よくある表現 綿菓子のような雲
・よくある表現を具体化したもの 懐かしい味
この二つをたすと
「懐かしい味のする綿菓子のような雲」
となります。
綿菓子という言葉を具体化した際
懐かしい味、とてつもなく甘い
と言った言葉が出たとします。そしてら、具体化した言葉を元の言葉とくっつけます。
「よくある表現+よくある表現を具体化したもの」を行うことで、よくある表現を使ったたとえが完成します。
・感想
いかがだったでしょうか?
本日は
・視点を変える
・似たものを探す
・よくある表現をアレンジ
という3点を紹介させて頂きました。
この紹介されている技術は、たとえたいワードを分解して、自分なりの例に置き換えたうえで行うのが良いのかなと感じました。
歴史、昔話、色、動き、具体化など様々な方法を使用して、言葉遊びが出来るのが楽しみです。
それでは最後までお読み頂き、ありがとうございました。